情報の共有について

昨晩は久々ににぎやかで楽しい夜を過ごした。
18:30から、同じような思いを持った仲間とミーティング。
内容は仕事情報の共有が中心だが、同様に今後の課題にも触れられた。
千葉や厚木、遠いところでは仙台からの参加者もあったので、
開始時間は遅れたものの、地理的なハンディを超えての参加だから、
程よい緊張感があり、おわってからも確かな充実感を味わうことができた。

意見交換で明らかになったのは、
それぞれ自分なりの考え方で、具体的に実施していることだ。
キャリアカウンセリングといっても、再就職支援会社・事業の中での
この役割業務は再就職の決定支援というのがほとんどだ。
そしてそれを要求され、期待されてもいる。

そしてその支援活動は
自分の価値観や希望の気づき、キャリア・スキルの確認という内的な確認支援と
年齢やそのキャリアの市場価値や個々の企業の求人条件の理解という外的な要件の理解支援。
そしてそれらをつなぎ、歩み寄るための手法、作業、決断といったブリッジを自分で構築支援するという
3つの分野で成り立っているといっていいだろう。

そしてこれらは当然密接につながっている。
それらを効果的にするには理論やツールおよびその正確で効果的なオペレーションと
それを推進するための情熱とか細かな行動が必要になる。

いつものことだが、すぐれた成果を上げているカウンセラーの活動のレクチャーを受けると、
それが実に細かく、粘り強く行われていることを痛感する。
この点は、及びもつかないというのが本音のところだ。

この粘りというのは、あきらめないというよりも、成果を上げるために継続して効果的なやり方を模索し、継続するというパワーだと思う。その連続的な活動の過程でクライエントとの信頼関係が形成されていく。これは素晴らしいカウンセリングの生成モデルには違いないが、恐ろしいほどの根気と体力を要する。この場合の体力はもちろん肉体的なものも含まれるが、ほとんどは精神的、感情抑制力ともいうべきものだ。

先日のモチベーションマネジメントのセミナーで聞いた
『変えられるものと変えられないもの』の分類では、感情や整理は変えられないものに。
行動や思考は変えられるものに分類されていたが、この方式で分類すると
感情は変えられないものの、それをカバーする考え方、行動でそれをコントロールするすべが不可欠になる。
そしてそれは考えるに、思考=目標の明確化と意思の確立であり、それを確実にする行動の在り方の強化ということになるだろう。

そう考えるとエンジニア出身のカウンセラーは、自分が思いついたこと、考え方を自分なりに体系化し、ツールという形にして、それを継続させるという能力が明らかに優れているといえる。
お互いにツールや資料を持ち寄るという呼びかけをすると、必ず期待以上のものを持ち寄ってくる。
これはうらやましいほどの勤勉さだ。

昨日のミーティングは、月一回のサイクルで、継続していく確認が得られた。
ミーティングとミーティングの間をいかに効果的に埋めていくかも大事な作業になる。
それを意識していきたい。