情報を発信することの意味

情報を発信するということそのものが
ずいぶん簡単になっている。
たとえばこのブログだってそうだ。
少なくとも、ある不特定多数でも特定少数でも
情報を発信することは
いつでもだれでもできる。
ネットにさえつながっていればね。

しかし情報を発信するということは
誰かの反応を待つことでもある。
そしてどのような内容であれ、つながり、刺激しあい、そして変化すること。
そう、自分だけでは変化することは難しい。
行動や出来事があって、それが可能になるし、意味が理解できるようになる。

人との出会い、反応をしあうことは、まさしくそのコアなものだ。

『新世紀メディア論』はそんなことを、個人的な問題としてもビジネスの在り方としても考えさせてくれた本だ。


誰でもメディア、これは明快なコンセプトだ。


しかしこれをビジネスとして収益を追求する手段として考えるのは難しい。
グーグルはそれだけでは収益を上げることを目的にしていない。
いや、しているにしても、目標が達成できないと収益は上がらない。
世界中のあらゆる出来事を検索できるようにし、そのサービスが多くの人の支持を得なければ、
それは実現しない。

最初から収益のスキームを考える方法もあるだろうが、そんなにうまくはかない。
実際はもっとシンプルで、多くの支持を得ること、に尽きるのではないか?
そう思った。

しかしだから楽しみながらやることが一番だ。

誰でもメディア。

そう、このことを考えていこうと思う。