健康であること

体の健康と精神の健康はどちらが先か?
といった質問は馬鹿馬鹿しいかもしれない。
しかし、精神の健康の方が先だと思う。病は気から、という通り、気の持ちようが体の健康を決定する、という事例を幾つか聞いたことがあるからだ。

些細な傷でも、「俺はもうダメだ」と嘆き悲しんでいる兵士は本当に死に、
逆に、命に関わるような重症を負った兵士が、この傷が治ったら中のいい友達とパーティーをしよう、とこれからのことを考えてばかりいた兵士は、奇跡的に回復したという話もある。
とはいえ、どうしようもない重症や病気だとしたら、それはもうどうしようもない。それもよく聞く話がある。

でも毎日のことであれば、やはり気分の持ちようが大事だ。
嫌なことが予定されていて、嫌だと思っていると、辛くて辛くてしょうがないが、ほんの30分や1時間我慢すれば、その辛さは消えているのだ。それはこれからの辛いことに悩むが、それは必ず時間が流れていくことで終わる。
いいことでも悪いことでも、必ず時間が通り過ぎていくことを考えていれば、大したことはない。

また嫌だと思っていても、いとも簡単にいい話で終わることもある。
悪いと想像していたことは、悪くなってもあたりまえだと思えばいい。
簡単に済んだり、いい方向に話が進んだら、それこそ儲け物だ。

しかも睡眠は、嫌なことを解決したり、こんがらがった問題を解決してくれるという効果があるらしい。時間も経過するし、睡眠が脳の回路を整理してくれるのだろう。

だから健康であるということは精神を快適にしておくことなのだ。
簡単だが、そうすると1日が清々しい。