信頼構築はまず仕掛ける。そして信じること。

関係構築というのは信頼構築だと思う。
この関係を構築するには
まず、関係を構築するという意思を持たなければならない。
あいまいな態度、行動では構築などできはしないからだ。

これは基本だが、意外に出来ていないことが多い。
関係を構築するということは、どうすれば相手が心を開いてくれるかということを常に考え、
そのために必要なことをまず自分がすること。
仕掛けようとしているのは自分であることを自覚すれば、
それまでの行動が足りているかどうか、分かる。

仕掛けようとしているには自分だから、まずリスクを負う。
恥ずかしさをさらけ出す、思いを伝えるという、
内面的なところまでさらけ出す必要がある。

そしてようやく手がかりができたら、
どういう方向にその関係を発展させるのかを考えながら
一歩一歩その関係を強化していく。

このプロセスでは
まず相手を信じることが重要になる。
信じることは裏切られる、がっかりさせられるということを飲み込むということだ。そうなったら、そこがまだ至らないところだととらえて
補修していけばいいのだ。
穴があること、気がついていないことそのものをしらないまま
あとで深手を負うより、はるかに科学的だ。
最初から完全なステップを踏むことは不可能に近い。
まず、思いを伝え確認し、信じる。
その内容をとことん詰めて、そのうえで初めて信用するというのは
不可能に近いし、あいまいな関係を長く続けることになる。
いわば、信頼していない関係を続けるということと等しい。

信頼出来ない関係はどんな姿をしているか?
ある出来事があり、その情報が第三者から入るとする。
その情報が関係構築中の相手が明らかな過ちを犯したというものだったときに、
『まだそんなことをしているのか、全然分かっていない』と判断するか
『そんなはずがない。彼に限ってそんなことをするはずがない。もう一度確かめよう』と感じるか。
そうしたところで、まず自分の行動がまったく異なってくる。
それは、関係構築に大きな影響を及ぼす。

客観的に観れば、関係構築中の相手と、情報をもたらした相手とその先の情報源との関係の濃さの比較判断でもある。
それにしてもその比較項目も内容も分からなければ、
自分にとってどちらを守るべきか、どちらを信じるべきかを判断しなければならない。

関係構築とは、『裏切られることを覚悟しながら関係を強化していく』関係だということは肝に銘じておく必要がある。


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