目的と手段の違い

『実行力不全』という本を読み、
引き続き同じ著者の『隠れた人材価値』という本を読み始めている。
まだ十分意理解できていないが、
その根本は、はっきりしている。

業績向上や組織活性に関する知識は、
みんなが同じように持っているが、
うまく実行できていない。
それこそが、大きな差になっているということだ。

これは、以前から、起業という身近な問題でも同じことがいわれていて、
イデアや理想を語る人は多いが、
行動に移した人は少ない。
行動に移した人の中にしか、成功者も失敗者も存在せず、
多くは、言葉だけでおわる傍観者、評論家に過ぎない。
この言葉が、経営にも、組織にも、共通のことだということだ。

なにをするか、誰がするかより
どのようにするかが重要な問題だ。

どのようにするか、は『どのように』と『するか』で構成されている。
どのように、こそがその組織の哲学の現れるところだ。

ほとんどの経営者・管理者は同じ方向を向いているが、
歩み方は違う。そして目標のポジションも異なってくる。
これを正しくやらないと、すべてが異なってくる。