セミナー施策について。セミナーは有用なのか?あるいはマイナス面はあるのか?

そしてセミナーの効果とは何か?

会員へのサポートは面談が中心になるが、カウンセラーの考え方、スキル、経験は当然、均一ではない。
ということはカウンセラーというフィルターを通してしか、会員は気づきも知識もアドバイスも得られないということになる。
だとすれば、会員の気づきを増強、効果的にスピーディーにするために、異なるアプローチを用意することは、有効だろう。
もう一つ、伝え方のバリエーションの効果も期待できる。
同じ情報でも、それを伝える人、声の大きさやトーンということに加え、一対一で聞くのか、一対多で効くのか、狭い面談ブースかセミナールームか。言葉だけか、スライドで図示するか?といった多様な方法も、会員の受け取り方や届く場所が異なってくるはずである。
これは新着求人解説会で証明済みの事実である。

そうした意味でセミナーに限らず、面談以外のサポートが、会員に有効な影響を与えるのであれば、新たな方法、ツール、手法というのは検討するに値する。

では、効果とは何か?
というと決定率が上がったのか、活動が短縮できたのか?といった声がすぐに届く。まるで魔法の対処方法があるかのような、蓄積、改善ということばがない反応である。
しかし、実際にこうした問いかけを証明するには慎重な検証が必要である。なぜなら、セミナーに参加する会員と、個別の活動、あるいは面談で決まっていく方が多く存在するからだ。
活動に悩みも不安もなく、現在の我々のサービスの方法で、順調にかつ納得のいく手応えを感じている会員は、セミナーには継続的には参加していない方も多い。
そう、セミナーは悩み、不安を持ち、理解をしたい、考えを整理したいといったニーズを持っている会員さんが多く参加していると思われる。かつ毎週、時間的に参加が可能という方といったさまざまな条件が付く。
もちろん、これらを追跡して実証したほうがいいのだろうが、セミナーに参加した会員を担当するカウンセラーの多くの声が効果的であるという感触を持っているのであれば、ひとまずそうした手間をかけるのはやめておきたい。

むしろ、それ以外の効果というのを整理しておきたい。
会員は、求人票を見ただけでは死後tの内容や、企業の風土や特徴、中途入社者の定着率といったことはわからない。これは当然、カウンセラーも多くは説明しているはずだ。しかしバラつきはある。そして、先に述べたように、セミナーの場で説明することの有効性によって、理解が進むということもある。
また、求人情報は毎週の新着求人を原則紹介するものであるから、連続して登場する企業がある。これは当然、疑問が湧く。なぜ毎週のように募集しているのか?という憶測がわく。これも効果だ。
また面談以外に、毎週セミナーに参加するという習慣づけ。
複数会員が活動する企業会員は、ここで情報交換をすることもある。
毎週20-3名くらいの会員が参加するという事実も、一定会員のにzー雨があることも証明できるし、かつ他のオフィスで活動している会員が、元同僚からの口コミで聞きつけて参加したり見学に来た入りするという事実も、その表れだろう。

これらをまとめれば、直接数字には結びつかないながらも、会員さんの不安や意欲に答えているという観点から、弊社サービスの満足度にも多少ながらの効果が出てきているように思える。

会員視点で、満足や納得のいく活動をするサポート。そこには情報提供やアドバイスが全て含まれる。個別面談だけが限定された、有効なやり方ではないということである。