転職したら 相・連・報

再就職に失敗する人に、よくあるのが、コミュニケーション不足。 その結果、新しい風土へのなじみの遅れだ。 企業における中途採用は、補充にせよ、戦力化にせよ、急を要する。 だから即戦力になりうる人材を求める。 しかし、2度程度の面接と応募書類で、…

40歳定年説 柳川教授

むかし、SE、30歳定年説というのがあったように記憶している。 SEという仕事の性格上、その神経的な疲弊に対する精神力、能力の限界といったものから出てきたものだが、今回の45歳定年説というのは、われわれ全員に提案された試案だ。簡単にいうと、大学生の…

キャリアの先取りをするにはどうするか?

キャリアとはそもそもここに至るまでの道のり、轍を指した言葉なので、先取りということは、あくまでも自分で描く計画だったり、イメージだったりするわけだが、それでも確度の違いがある。 自分ひとりの頭の中での想像と、周囲の観察を念入りにしてから類推…

再就職活動:仲間同士で新しいビジネスを考えてみる

きょう、再就職活動中の40歳代半ばの男性から、 『再就職活動をしている人間が集まって、何か新しいビジネスができないですかね?』 突然こんな発言がとびだした。苦労して活動を重ね、ようやく内定が見えてきた段階なので、まだ、余裕は持てない。 昨日も…

再就職講座:情報収集編

●求人情報の量を求めよ特に中高年にとっては、求人情報が潤沢に確保できるかどうかがポイントだ。 それは、実際にある求人ニーズの範囲での話であることはもちろんだ。 その上で、その情報が検索しやすく、手に入れやすいか、という問題。 もう一つは、その…

中高年、あるいはリーダーに求められるもの

リーダーシップ 45歳。研究開発を中心に担当してきたエンジニア。 エンジニアだが、新製品の開発、市場に送り出すにあたっては、営業担当とともに、見込み客の開拓に奔走した経験を持つ。 一見、繊細な学生のような印象。比較的小柄でやせ形の物静かな男性…

目標と戦術

一年が終わる。 普通の仕事であれば残す営業日はあと三日くらいだろう。 企業では月末と年末が重なるこの時期は、数の追い込み、事務処理、人事異動などなどでてんやわんやの時期といってもいい。 もちろん全くこれに関係ない企業もあるだろう。毎年、この時…

スティーブ・ジョブズ、死す

アップルの創業者であり、プレゼンテーターであり、哲学者であり、とさまざまに語られる現代のカリスマが逝った。ジョブズのような存在はもう数える程しかいないのではないか。ハングリーであれ、愚か者であれ。 このトークは世代を超えて、ある種の痛みとと…

組織のスピード感

先日、ある企業の幹部の方とお話をした。 成長している企業で、かなり追い風に乗っている企業である。 そういう企業につきものなのが組織の膨張、拡大に見合ったマネジメント、施策が追いつけないということである。人材の不足、特にマネジメント層の不足は…

再就職支援の時間軸

最近、再就職支援の仕事をしていて、何か不足感を感じている。 ビジネスとしてやっている分には、担当する会員=就職希望者を支援し、適正な時間をかけ、適正な再就職を実現することが職務になる。 事業である以上、限られた期間で設定された目標人数の決定…

映画『ソーシャルネットワーク』

30日の朝いちばんで、『ソーシャルネットワーク』を観てきた。 ソーシャルネットワークの草分けであり、しかも最近ではエジプトの独裁に反対するエネルギーを結集したシステムとして話題になっているFacebookの誕生にまつわる映画だ。これをみて、いくつかの…

モチベーションを上げるしくみ

たったいま、自分が担当する再就職活動を続けてきたクライエントが、無事、就職を決定し、新しいステージへのスタートを切った。 最後の、20分ほどの面談にすぎないが、納得できる再就職を決められた方は、ほぼ皆さん丁重なお礼を言われる。実際には、当方が…

気分転換の方法と効果

仕事が単調であればある程、マンネリが進む。 そのマンネリも初期のうちなら週末の休みで切り替え、打破することができる。 しかしそれが長年続くと、そう簡単に払しょくすることは難しくなる。 したがってそうなると、少しずついまでとは違った方法を試みる…

行動特性インタビューの深堀度

たまたま日曜日に図書館で『残念な人の思考法』(山崎将志著:日経プレミアシリーズ:新書)を手に取った。 あまり、読むことのないタイトルなのだが、ほかに興味をそそる本も無かったので、軽い気持ちでソファに座り、読み始めた。すると結構面白い。 という…

『もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「マネジメント」を読

『もしドラ』と話題の本を読んでみた。 アニメの週jン公のようなイラストの表紙。 『もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら』というタイトル。 しかも岩崎夏海という女性のような著者の名前をみたら、 なかなかおじさんはこ…

情報源としてのマス媒体、あるいは記者クラブ制度

『ジャーナリズム崩壊』という新書がある。 上杉隆というフリージャーナリストが書いているものだが、 なんどか書店の棚で見たことがあった。この著者の本は、自民党・元安倍内閣の、文字通り崩壊を描いた『官邸崩壊』ですでに読んでおり、 その内実をえぐっ…

アフォーメーション、あるいはソリューションフォーカス

ノア・セント・ジョン『デキる人の脳』を手に取ってみた。 訳者はあのレバレッジシリーズの本田直之さん。 まだ数ページしか進んでいないけれども、思ったことはすぐ書いておかないと、あと数ページ進んだだけで、それこそ瞬く間に忘れる。特に最近は。で、…

クラウドソーシング

早川書房からで新たに新書シリーズが刊行されている。 シリーズ名はJUICE。その第一回発行分は2冊だが、そのうちの一冊が『クラウドソーシング』。 このシリーズは翻訳が中心で、1400円前後と通常の新書より高い。 しかしその分?、版型も大きく、内容…

任天堂 のすごさ

いうまでもなくDS、Wii の人気は世界中ですごいことになっている。ファミコンの時は、花札の任天堂がすごいことをやるもんだ、と思っていた。 しかし、いまはソニーのプレステに約10年、水をあけられていた企業の目覚ましい躍進であり、 それをリードす…

情報を発信することの意味

情報を発信するということそのものが ずいぶん簡単になっている。 たとえばこのブログだってそうだ。 少なくとも、ある不特定多数でも特定少数でも 情報を発信することは いつでもだれでもできる。 ネットにさえつながっていればね。しかし情報を発信すると…

目標、あるいはミッション

目標を設定すること、および目標そのものが持つ力について、考えてみた。仕事では必ず目標がある。 企業としての事業計画があり 組織としての目標がきまり、それが個人の目標に落とし込まれる。わかりやすく言えば売上目標がある。 企業の目標があり、事業や…

目的と手段の違い

『実行力不全』という本を読み、 引き続き同じ著者の『隠れた人材価値』という本を読み始めている。 まだ十分意理解できていないが、 その根本は、はっきりしている。業績向上や組織活性に関する知識は、 みんなが同じように持っているが、 うまく実行できて…

決定はそれがなされた時点では正しいかどうか分からない。

『影響力のマネジメント』ジェフリー・フェファー のメモから。 決定するための期間より、決とともに生活する時間ののほうがはるかに長い。 そう、一度決定されたら、それを覆すことのほうがはるかに難しいし、 その決定が間違えていても、それに縛られる時…

『日本の経営を創る』第二回目;三枝匡×伊丹敬之 日経新聞

三枝さんは『V字回復の経営』とか『戦略プロフェッショナル』を読んだことがあるが、 伊丹さんの本は今まで読んだことがなかった。ただ、最近、書店で『よき経営者の姿』のタイトルに惹かれ少し立ち読みをしたことがあって、そのうち読んでみたいと思ってい…

推定値に対する実績数値のギャップの意味。

今朝の朝刊。 ●マイナス3.1% 10月の鉱工業生産指数は、前月比でマイナス3.1%だったという。 それも10-12月でみるとマイナス8%位に落ち込む予想が立っている。 事前のエコノミストの予想でもマイナス2.6%だったのが、それを0.5%上回るマイナス幅だ。 し…

組織を動かす基本

1分間マネージャー。組織には階層があってその階層ごとにやるべきことが明確に決まっている。 しかし、それがきちんと機能しているかは、その組織リーダーの考え方や力量による。トップダウン型の組織にはいい面も悪い面もあるが、 悪い面は、トップが迷走…

人事制度って何だろう?

最近、人事制度の見直しが始まっているそうだ。 バブルがはじけた際には、成果主義が跋扈していた。 しかし、それは人件費削減を最大の狙いとして、 高報酬を受けて、実績を上げていない。 あるいは本来の役割を果たしえていない管理職層。 すなわち、年功序…

異業界の会社に転職したAさんが直面した壁

研修講師やクリエイティブディレクターを経験したAさんが 地方の製造会社に就職したのは6年ほど前になる。 入社のきっかけは、経営陣に対する研修&コンサル講師を務め、 それがきっかけになって社長と親交を深め、 もともとがクリエイティブ畑の人間なので…

プロジェクトのはじめ方

プロジェクトの有効な始め方はどうあるべきか? 今動いているプロジェクトを眺めて感じたことは以下のとおり。テクノラティプロフィール①何のためのプロジェクトで期間はどうなっているか? ②その背景 ③達成イメージ ④メンバーの適正な選出・固定 ⑤メンバー…

クリエイティブクラスに関するアイデア

クリエイティブクラスをいかに集めうるかが、その都市の繁栄に関連しているという。 実際、このクラスの人間の増大は所得の増大に比例している調査がある。 これをビジネスのヒントとして考えたら何が可能になるだろう。まず、このクラスの求人は非常に少な…